一般社団法人を設立しました
皆様に改めてのご報告です。
一般社団法人を設立いたしました。
なぜ一般社団法人を設立したのか?
それはなにより、2020年のコロナウイルスの影響による経営への打撃から、“このまま”事業を続けていくのには限界がある、という現実をつきつけられたからです。
それまでにも様々な苦労を乗り越えながら9年の間なんとか続けてきたマジェルカでしたが、その場所と活動に終止符を打つ選択を考えるのにコロナウイルスの影響は十分すぎるものでした。
それでも私たちはどうしても諦めきれませんでした。
その理由は二つあります。
まずひとつに、ウェルフェアトレードのパイオニアとして、マジェルカを2011年に設立して以来、その活動や商品に関心を持って応援してくださる方々が増え続けているという事実があるからです。(例えば ご来店者は年間約4万人、オンラインショップ訪問者は1日約2千人、インスタフォロワーは6千人弱にものぼります)
言い換えれば、マジェルカが進めてきたウェルフェアトレードを通じ、それだけ多くの方々に「障がいのある人たちが関わる製品」が持つ魅力に触れてもらえたということ。そして、それらの製品を通じて「障がいのある人たちが持つ力」を知ってもらえたり、「障がいのある人たちをより身近に感じて」もらえたということではないかと。
ほとんど何も無かった所にマジェルカが蒔いたウェルフェアトレードの小さな小さな種は、ゆっくりとですが着実に育っています。
ここまでの道のりは決して簡単ではありませんでしたが、それでもマジェルカがやってきた事が決して間違いでは無かったと私たちは胸を張って言うことができます。
そしてふたつめに、マジェルカが今後も福祉と社会双方に価値を生んでいけることを確信しているからです。
これまで大切に育て広めてきたウェルフェアトレードですが、その広がりは十分ではなく、社会と福祉の間で9年間活動してきた “私たちだからこそ” 見えていることや出来ることはまだまだたくさんあると感じています。販売活動を中心に行ってきた従来のマジェルカの活動の他にも本当はもっと取組めること、これから取り組みたいことがあるのです。
そして、悩んだ末に辿り着いた答えが、非営利法人の設立でした。
ビジネスとして雑貨製品の売り上げ利益に左右される従来の運営ではなく 、マジェルカの活動を支援して下さる方を増やし、その方々と一緒に事業を継続、発展させたい。
その仕組みとして、非営利の一般社団法人を新たに設立しました。