営業時間短縮
昨日367人で過去最高となった東京都のコロナ感染者が、今日は460人を超えたという背筋が凍るようなニュース。。。
7月中旬から続く感染拡大を見ていてこれからの覚悟はしていましたが想定を超える拡大に戸惑っています。
こんな状況の中、自分も含めたスタッフたちの感染リスクを減らしたいし、人々にも不要に出歩いて欲しくはないので、休業をしたいというのが本音。
でも、前回のような休業補償が国などから今後出てくるとは考えにくい中、感染のリスクに怯えながらも、もう一つの大きなリスクである廃業という事態を避けるには営業もしなければならない。
その二つの脅威の間で揺れ続けています。
それが原因か、ここ数週間きちんと眠れない日の連日。
商売をやっている立場では感染と廃業、2つのリスクの間でどうするかを決断しなければならず、その結果が、休業は出来ないけれど、少しでも感染リスクを下げるために営業時間を短縮する、という判断。
マジェルカは来月8月から毎週火曜日を定休日にし、閉店時間を19時から18時とする事で営業時間の短縮をさせて頂きます。
事実これまで、4月5月の営業自粛を経て6月から吉祥寺の店舗営業を再開して2ヶ月経ちましたが、そこでの売り上げは半分にまで激減。
片やオンラインショップ、コロナ以前から力を入れてはきましたが、売り上げが伸びているとはいえ店舗の減収をカバーするにはまだまだ程遠く。
しかし今後を考えると、いよいよ実店舗からオンラインショップへと軸足を移していかなければならないだろうと考えています。
そしてそういう話になると、吉祥寺で高い家賃を払って実店舗の運営を続ける必要性についての議論も出てくるのです。
安い所で倉庫を借りてオンラインショップに絞るといった話とか。
でも・・・
たまたま入ったショップで素敵だと思って手にした雑貨が障害のある人たちの作る物だと知った時の驚きや感動。
作業所製品も売り方や見せ方次第ではその魅力を放つワクワクするような素敵な売り場が作れるという事実。
作り手のストーリーや商品の背景を一人一人のお客様に伝える事で伝わること。
などなど、場所があるからこそ出来る事、世の中に示す事が出来ること、感じてもらえることがあるのです。
一つ一つの雑貨製品たちにも魅力は詰まっていますが、それらを集めて見せる、という場の力があってこそ、楽しんだり感じてもらえるのだと思っています。
なにより迫力をもって。
少し手前味噌にもなりましたが、そんな事やあんな事を世の中に示す事が出来る場所、それを無くすという判断は、その場を維持する負担が大きいとはいえ、たとえ今が苦しいとはいえ、そうそう簡単に判断は出来ない、というか、ここまでやってきたのだからまだとことんまでしたくない。
いずれまたたくさんの人たちにその意味を示せる時が戻ることを信じて、それまでなんとか維持させて、その後も続けさせていきたいのです。
事業の経営として正道ではないかもしれませんが、色々ありながらもここまでこの場所を続けてきたのだからもう少し。
マジェルカは、これからしばらくは、望む望まざるに関わらず、主要な稼ぎ場所を実店舗ではなくオンラインショップに軸足を大きく移していかざるを得ません。
そのオンラインショップでお買い物していただく事がマジェルカのお店という場所を維持していく事に直接的に繋がります。
どうか吉祥寺のマジェルカに足を運んで頂いて、共感したり感動したり、もしかしたら何か気づかされたりした方、または、まだここまで足を運んだ事はないけれど、いつかは行ってみたいなと思って下さっている方、どうぞ、今はマジェルカのオンラインショップをどんどんご利用ください。
多くの皆さんがそうして下さるならば、私たちは、みなさんがいずれ安心しておいで頂ける時が来るまで、この場所を無くさないように守り続けていく事ができるのです。。。
ぜひこの機会、おうちでマジェルカのオンラインショッピングを楽しんでみてください!