周南あけぼの園1
中国地方出張2日目、お間抜けな結末に終わった広島から午後は山口へと移動。
帆布バッグを作っていただいている「周南あけぼの園」さんへとお邪魔致します。
途中の宮島や岩国も立ち寄ってみたかったのですが、ここは新幹線で一気に徳山駅へ。
駅にはスタッフの佐々木さんが迎えに来てくださる事になっています。
(佐々木さんに関してはhttp://blog.majerca.com/?eid=15)
改札を出るとすぐに私を見つけてブンブンと元気に手を振る佐々木さん発見!
案内してもらってあけぼの園さんへ到着!
早速佐々木さんに施設内を案内していただきます。
こちらがマジェルカで多くのお客さまにお求め頂いている帆布バッグを作っている「工房結」さんです。
福祉施設名の「周南あけぼの園」としてではなくバッグ工房の「結」ブランドとして展開しています。
メンバーの皆さんがそれぞれの役割で黙々と作業をされています。(“若干一名”を除いてですが)
一台で数百万?百数十万?だかのとにかく凄いミシン。 やはり国産です!
まさにストイックな職人って感じで分厚い帆布生地をミシンで縫製している彼、カッコ良くて好きですね私 こういう人。
後で“若干一名”に少しペースを乱されてましたが・・・
マジェルカで写真だけでも反響があったバッグの実物に遭遇。 みなさん、待ってて下さい。そのうちマジェルカでもお目にかかれますよ。
そのバッグの刺繍をしているのがタケちゃん!
お洒落さんだそうで、ボーダーシャツが似合ってますね!
私も見習ってモミアゲきちんと揃えます!
お次は革の工程です。
なんと革の部分は手縫い!
ひたすら手を動かしながらも色んな話をして下さいました。
以前に比べ良い素材が減ってきた事や加工の上で難しい部分などなど。。。
お気に入りの革っていうのもわざわざ見せてくれました!
好きで、楽しみながら、やりがいを持ってこの仕事をしているのが伝わります。
スタッフの佐々木さんも「自分でも色々調べたりして勉強してくれるので助かります。」との事。
店に並んでるバッグの革の取手も含めて1から10まで全ての工程が手仕事なんだと改めて実感。
作業する脇には素材が沢山積まれていました。
帆布生地もあります(あたりまえです)
国内生産の帆布のうち7割が倉敷で生産されています。
工房結では世界的にもその品質が認められている その倉敷帆布を仕入れて制作しています。
写真の生地の端のポツポツは、織機で織った生地の両端がほつれない様に処理された耳です。
デニムなんかではこの耳部分をセルヴィッジっていってよく耳にしますね。
ほつれないので、製品化の際に内側に巻いて隠して縫い込む必要がないそうです。
結さんでは材料の内で限られた この“耳”の部分を、持ち手や肩紐に利用しています。
その結果薄くてしなやかな仕上がりになるそう。
等間隔に出たポツポツがその証拠なので実物で確認してみて下さい。
「これがセルヴィッジってやつですね」って私が少しスカして言ったら、
「何それ!ウサビッチなら知ってるけど!」って言われちゃいました。
すみません、私は逆にウサビッチ知らないので教えてもらいました。
おかげでまた一つ(どうでもいい)知識が増えました・・・
こちらギャルチーム(?)です。
一生懸命刺繍してます。
かわいい! これがバッグになります。
こちらが先ほどから文中に登場していた“若干一名”のふみちゃんです!
刺繍やっております。
こんな可愛い刺繍や
こんな・・・ ん!!!
せんめんじょ? チャックしまらん?!
彼女にとっては日記みたいなモノで、いつもこういう言葉達を縫っているそう。
で、佐々木さんたちは作ってしまいました。
言葉バッグ!
シュールです。
もちろん言葉意外にも色々刺繍します。
しかしふみちゃん、ほとんど席に座っていません。
一時もだまっていません。
私にもアグレッシブに絡みまくってきます゚(゚´Д`゚)゚
今マジェルカでお願いしてる刺繍バッグが中々出来上がらないのも納得しました。。。
さて次はフロアを移動して「アトリエnon」に。
しかし!
書くこと見てもらいたいことが有りすぎて長くなってしまいました。
この先は次回へ!
いつまでも工房内をウロウロしていたから見れたのですが、時間が過ぎても残って作業している 利用者さんがいらっしゃいました。
でもそれはノルマがこなせないとかじゃなくて(そもそもそれで利用者さんが残業するってことは通常無い)自分の意思で、ですって。
その彼女も好きなんですね、この仕事が。
「ワルガキだから居残り作業してるんですよ!」って言う佐々木さんと、それにプクッと ふくれっ面したこの方とのふざけたやり取りの中にも何かほのぼのしたモノを感じました。