一吹入魂! 作業所訪問記 その②

今回は岡山の作業所訪問レポート第二弾!<うらやすガラス幸房>さんです。
 
『この色に一目ボレしてしまって。。』
『1つ1つ形が違うのも、”手作りならでは”で いいですよね~❤️』
 
<うらやすガラス幸房>さんの一輪挿しは、催事でも、店頭でも、沢山のお客様の心を射止めるマジェルカの人気商品。
 

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夏に入り、その涼しげな姿に益々注目が集まっています。
 
<うらやすガラス幸房>さんは、(ガラス雑貨好きな)オーナーがマジェルカを立ち上げる際、『どうしても商品ラインナップにガラス製品が欲しい!』と、
全国の作業所を探しに探してやっと見つけた先だったそう。
 
見つけ出した時の喜びと、2011年の訪問時の様子を綴ったオーナーのブログはこちら↓

 
そんなガラスたちが、どんな所で、どういう風に作られてるのか。。? 
かねてから興味深々だったスタッフM、今回は家族と一緒に『吹きガラス体験』をさせて頂きました!
 
<うらやすガラス幸房>さんは、精神障害の方の支援施設である社会福祉法人浦安荘の一部門。なんと昭和59年から活動を続けている工房です。
 利用者さんと「うらやすガラス」を手にした方の幸せを願って、”幸房”と名付けたそう。
 
 
利用者さんは、ガラスを吹く方、窯の蓋を開閉をしたり、ガラスと吹き竿を取り外す手伝いをしたり、使い終わった竿に付いたガラスの塊を落とし、また使える状態にする方、そして、トンボ玉を商品に加工する方。。。。など
 それぞれが出来る仕事を担当し、チームで製品づくりをされています。
 
利用者さんから、トンボ玉を利用した商品のアイディアが生まれることもあるとか。
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皆さんに笑顔で出迎えて頂き、足を踏み入れた工房は、、、代表のSさんが「サウナのような工房」と形容されてたので覚悟はしてましたが、、、かなりの暑さ!!
なんと、炉で熱せられたガラスの温度は1300℃なのだそう。
 
なので、体温調節できるよう冷風が吹き込むダクトも完備。
「作業が終わったら、ここで顔を冷やしてくださいね。」
 
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そして私たちも、人生初のガラスのコップ作りを体験!
 
まず驚いたのが、一つの製品を作るのに、沢山の工程があること。
  

次に驚いたのが、液体状態の高温のガラス・・・一瞬一瞬で温度や色や形が変化するので一時も気を抜けず、かなりの集中力が必要だということ。(もちろん一歩間違えれば大火傷のリスクも。。。)
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「はい、吹いて!」
重い竿をクルクル回しながら、その一瞬を見逃さず息を吹き込む。
すると、オレンジ色に光るガラス玉が、まるで命が吹き込まれたかのように膨らみ、世界に一つのガラス製品が誕生する。。。
 
”一瞬”という時の重み。そして、変化するガラスの美しさ。
”手吹きガラス”の世界にすっかり魅了されてしまうスタッフMでした。
 
そして、実演してくださる皆様の真剣な眼差しを見ながら感じたのは、
 
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<うらやすガラス>がお客様を魅了するのは。。。一つ一つの商品に、”幸房”という名に込められた想いも吹き込まれているから、なのかなと。
 
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スタッフと利用者の皆様、丁寧にご指導頂き、サポートして頂き、見守って頂き、ありがとうございました!
 

ちなみに、こちらが子供たちが作ったコップたち。

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 そして私の最近の”至福のひと時”は・・・購入させて頂いた新作の”泡入りガラス”で、見た目にも冷え冷えなビールを頂くこと♪
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ちなみに、”泡入りガラス”はオーナーが「こんなのできますか」と提案させて頂いた商品で、それを試行錯誤しながら商品化してくださったもの☆
 
 
 先日ご紹介した<ありがとうファーム>さんも<うらやすガラス幸房>さんも、新しい商品を作ることに非常に意欲的で、(オーナーの細か~い注文にも応えて下さり。。)、いつも感謝しております!
 
常に”利用者の皆さん”と”商品を手に取るお客様”を意識しながらチャレンジを続け、進化し続ける二つの作業所。。。パワーに圧倒された岡山の旅でした。
 
 製作者の皆様の様子と”想い”・・・これからも沢山の方にお伝えしたいと思います!

 
 
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