たまふく・フクフク♡

こんにちは♡スタッフTです!

 

こんにちは💀オーナーのFです!

 

 今日は先日訪問させていただいたセレブな街二子玉川にある「玉川福祉作業所」、通称「たまふく」さんについてご紹介します☆

 

雨の降る中、スタッフT、M、ナベとわたしの4人でお邪魔してきました。

待ち合わせにワタシ1人遅刻して到着ε=ε=ε=ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

 

玉川福祉作業所は昭和55年に出来て、今年で38年になる知的障害者就労支援事業所で、初めの頃は沢山の障害がある人を受け入れる事を目的としていました。

 

世田谷区が設立して社会福祉法人大三島育徳会さんが指定管理を受けて運営している区立の事業所ですね。

マジェルカのパートナー事業所さんとしては初の公立かもしれませんね。 

 

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目の前は多摩川の土手で、昔は橋がなくて船で行き来していたそうです。

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入口を入るとどこにでもありそうな作業所さんですが、、 

 その商品は普通の作業所なのにハイセンス・ハイクオリティーなものばかり☆

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ちなみにモノつくり以外では使用済みのお手拭きを綺麗に洗浄・殺菌し、お掃除クロスとして再利用している活動もしています。「たまピカ」という商品で展開していて口コミで人気が出てリピーターさんも多いみたいです。

 

さぁ、思いをはせましょう!アナタが今、新幹線の中でビールとイカくんつまみながら脂ぎった顔を拭いているそのお手拭きが、捨てられてからこそアナタの顔を拭くなんてチンケな役割よりもっと重要なミッションで活躍をするかもしれないということを。

だからアナタもまだまだ頑張れ!大丈夫!

(なんのこっちゃ⁉︎)

 

作業所は一階でみなさんが同じ空間で作業を行っていました。

人によっては隅にいるのが落ち着く方もいらしゃったりするそうです。

その辺を個人個人を見ながらきちんとコーディネートしているそうですね。

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マジェルカが吉祥寺にあることを作り手さんに伝えると

「ジブリ、ジブリ!」

と近くにあるジブリ美術館を知っていることを教えていただきました。

  

吉祥寺のマジェルカで皆さんが作った製品を並べて販売しているという事にはぶっちゃけあまり関心をお持ちではないようで・・・

♪ポーニョ ポニョ ポニョ◎△$♪×¥●&%#?!♪

とかろうじてなんだか判別できる曲を元気に歌いながら休憩に行ってしまいましたよね・・・

 

私は特にこのTシャツのポケットになっている、デニム生地に刺繍をした素材を作っている人が気になっていました。

とても人気で今はSOLD OUTです。

 ほんと予想以上に人気でしたねー

 

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彼女は他の作業もやってましたがそれらではあまり活躍はできなくて、この作業の担当ししたらとても向いていたらしく、ぬい針を持たせるとすごい集中力でポケットを縫っていきます。

 

しかも有名なアパレル企業からお仕事もらえるまでの価値まで高められています。

そういう点ではただスタッフや事業所側がやりたい事止まり、ではなく、利用者さんの活躍できる方法を探して、しかもそれを“とりあえず”や”現状維持で”ではなく、きちんと高めていく事も出来ているし、さらにそれを高めていくことを目指しているところが良いなと思いました。

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他の方も縫っています。

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 硬いデニム生地を縫うのは手が痛くなると思うのですが、スタッフの方曰く

 「もう縫い終わったかなと思っても、彼女にとっては終わりじゃない。」

 そのくらい重ねてどんどんびっちり縫うそうです。

ちなみにこちらが彼女が縫った刺繍です。

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また配色も自由に選ぶので彼女のセンスが出ていて素晴らしいデザインのポケットが出来上がります。

またそのポケットがこんなに手間がかかっているのに普段はお安く売っているらしくて、、、本当は価値はもっとあるのではないかと思いました。

 

そう思うよね、しかも作っているのを見ればなおさら。

これまでのようにただポケットで売るよりもTシャツにして付加価値つけて売るってものも、だから提案したのでした。

これまで安く手に入れていた人達からしたら「余計な事すんな」って話かも・・・

 

ちなみにデニム生地だからこそ、ぎゅっと縫っても丈夫にできるそう。

 

作業をする際に使う帽子には各自が縫った刺し子がつけてありどれも個性がでていました。

 

他にもビーズブローチを作る男の人はすごい速さでビーズを一つ一つ縫い付けていき、

スタッフの方も驚くような配色が逆に素敵なブローチになるのだそうです。

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 この日は男子がやっていたけど中々のセンスで一粒一粒選んで救っていたよね。

 

またマットを機織り機で織るSさんはスタッフWもファンになってしまうほど☆

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まさに寡黙な職人て感じ♡ 

そんなこの方が織った裂き織りマットはこちら↓

 

その横ではマットがよりきれいにできるよう裂織りに使われる布の糸のほつれをとる方もいて、その作業が私だとても手間で大変な作業だと思ってしまいがちなのに、糸くずをきれいに取っていく作業は本当に細かく、ここでもより良い商品作りがされていました。

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ピンボケはお許しください 

 

さき織りの元となる生地は浴衣が多く、青色が多くなるそうです。

逆にパキっとした黄色や緑は少なくて貴重だそうです。 

緑や黄色の生地の裂き織り、見つけたら即買いをオススメしますよー

マジェルカにまだありますよー

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さき織りは切るより裂いた方が生地が柔らかくなるそうで、裂く作業はボランティアの方がしてくださっているそうです。

 

最後に玉川福祉作業所さんが最近製作した紹介ビデオを見ながら、Tはたまふくさんのスタッフさんたちとマジェルカスタッフの会話を聞いていました。

 

そこでマットを作るSさんの商品がボストン美術館に展示されていることを知りびっくりしました。

さっきの裂き織りマット織っていた渋いおじさまです。

 

マットにはひとつひとつ名前がついていて作り手さんが名前を考えているそうです。

(ドラゴンボールなんていう名前のマットもありました☆)

 面白いですよね。

マジェルカスタッフ内でも「このマットの名前なーんだ?」って流行ってます。

 

たまふくさんはその他にも色々作っていて、配色なんかも以前はスタッフが選んでいたそうですが、今では各自好きな色の布や糸、ビーズを選んで作ることを自主的に行っているそう。

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今回たまふくさんの訪問をして、どのような人たちがどんな手間をかけているのかというような事と、ひとつひとつの製品を楽しんで作っていることを知ることができました。

 

そうなんです、余計なことを考えずに楽しみながら作られているモノってそうそうこの世の中にはないと思うのです。

 

いつもはマジェルカの店内で製品だけをみていますが、それらを作るにあたっての背景を知ることができ、楽しく貴重な経験になりました。

 

またこれからも他の事業所さんにも伺いたいと思っています。

 

Tさんは勉強熱心!

また行きましょう‼︎

 

以上玉川福祉作業所さんの紹介ブログでした♡

 

 

 「どこにでもありそうな作業所・・・」っていう何気ない言葉、「えっ⁉︎」と思われる方もいるかもしれませんが、今、障害者福祉の外側や内側から注目が高まっているクリエイティブとかユニークっていうのをドンっ!とアピールするやり方、それが板についていれば(それは単なる経験値によるモノではないかと)自分たちや周りに良く作用するのかもとは思いますが、そんな流れに乗らず(乗れず)、無理にそこを目指さず、むしろ目の前の人たちを大切に、無用な変化から距離を置いた穏やかな普通の日々を維持することを何よりきちんと大事にしている、目立つヒーローの熱い情熱も悪くはないけれど、そこに関わる皆の控えめで優しい思いからポツポツと着実に静かに生まれる素晴らしいモノというのをマジェルカは目を凝らして見つけていきたいし、まだまだきっとみつかるのだろうなぁ、と。

そもそも「注目されているから」ではなくて、「注目されていないから」の中からお宝を探しを始めたマジェルカだから、これからも「どこにでもありそうな」「普通」の中に隠れているお宝を探してみたいと、近頃改めて初心に戻ってみようかと考えています。

さらにこれからはそんな思いや体験を自分以外に今回のTのように、スタッフ達にも共有出来るので尚更改めてこれから。。。

 

 

 

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