マジェルカ、やめられません

2018年6月10日2024年11月7日

先日マジェルカがNHKで報道された際、（シャイなオーナーに代わり）画面に映っていた、ちょっとミドルな40代スタッフMです♪

ブログでは初めましてのスタッフMですが、実はマジェルカで働くようになり、もう1年！ボランティアからのスタートでしたが、今は販売接客に加え、広報、営業、財務系ナドナド、様々な裏方仕事も担当しています。

ではなぜMはマジェルカで働くようになったのか？

＜理由その①＞

実は10年以上前、前職（ベンチャー企業を支援する民間の金融機関で働いてました）を離れるころから、いずれは”利益をあげる”ためだけでなく”世のため”にもなるソーシャルビジネスに携わりたいと思っていたM。

その後子育て中に友人への出産祝いを探していた際、福祉施設で作られた素敵な木のおもちゃを発見！

「デパートでドイツ製の木のおもちゃを探さなくても、国産でこんなに可愛いおもちゃがあるんだ！しかも障害を持つ方のお仕事を応援できるんだ！」と興奮し、

「いつか子育てが落ち着いたら、福祉施設で作られた商品を扱うギフトビジネスを始めたいな・・・」と密かに思ったM.

そして数年前、当時住んでいた海外で、ネットで偶然マジェルカの存在を知ることに。

・・・「同じ事を考えて、すでに始めてる人がいた！！」　

遠い海の向こうの国で、マジェルカとまだ見ぬオーナーに思いを馳せるMなのでした。　

＜理由その②＞

帰国し、久々にマジェルカのサイトを覗くと、翌日マジェルカカフェを開催するとの告知が！そんなこんなで初めてマジェルカへ・・・。

お洒落な吉祥寺でもひときわ個性的なお店で、お客さんが皆「カワイイ！」と買い物を楽しんでいる姿は衝撃でした。

その日のマジェルカカフェには、障害者施設で働く方、障害を持つお子様をお持ちの方、障害を持つ当事者の方、福祉を学ぶ学生さんが参加されていて、呑気に「イチ主婦です！」と自己紹介したのは私だけ・・・その時、オーナーが「ふーーん」といった冷めた目を向けてきたことを覚えてます。

（自ら認識されてるのですが、オーナーは初対面の印象が宜しくないのです( ﾟДﾟ)！！）

現場の方から福祉施設が抱える問題を聞き、マジェルカに対する期待を感じ、「自分で何か力になれることはないか・・・」と想いながら、カフェ後の飲み会にも参加。

そして、決め手となったのが、隣に座っていた若さみなぎる女子大生が発したこの言葉。

「授業で”死生観”について学んだんですよ！”死ぬ前にやりのこしたことがないか”を考えることが大事だって。」

40代のおばさんにこの言葉は刺さりました・・・ちょっとこのままじゃ私、まだ死ねない。

・・・そんなこんなで、オーナーに直談判し、晴れてマジェルカの一員に。

・・・そして、1年働いてみてわかってきたこと。

不愛想なオーナーが、実はちょっとしたことで嬉しそうに笑う人だということ。また、スタッフ・メンバーの意見に耳を傾けてくれる人だということ。（上機嫌な時にはジブリの曲をハミングしてしまう一面も♪）
非営利セクターと営利セクターの中間で活動するソーシャルビジネスの難しさと楽しさ。
時給のいい求人に誘惑されそうになっても、チーム・マジェルカの居心地がよく、まだまだやってみたいことが山積みで、全くやめるつもりがないという事実！

☆☆☆☆

さてさて。

先日「プレゼントはここで買うって決めてるんです！」というお客様がいらっしゃいました（( ；∀；)）

「エシカル」という言葉もよく耳にするようになりましたが、最近、商品の背景（誰により、どこで、どう作られたか）を重視する方が増えてるように思います。

マジェルカの扱う商品には、それぞれが持つストーリーがあります。

障害をもちつつ社会に参加するために奮闘している製作者さんと、市場で流通する商品にするために汗を流して試行錯誤するスタッフの方々の思いが詰まっている。

障害を持つ方が自己表現しながら、楽しみながら制作している商品も沢山あります。

デザインだけで選んだ商品はいつか飽きてしまうと思いますが、思いの詰まった商品は、（愛情を込めて作った料理が美味しく忘れられないように）いつまでも心をほっこりさせると思うのです。

そんなマジェルカの商品を、出産祝い、内祝い、誕生祝い、結婚祝い、記念品、ちょっとしたお礼・・・といった場面で、是非ご利用頂ければと思います。

ちなみに、Mが今月17日の「父の日」ギフトにチョイスした商品はこちら。

＜マグカップ「クセの強そうなおっさん」＞