すいーつばたけ
いよいよゴールデンウィーク本番に突入しましたね。
プレミアムフライデーなんかにはちっともおどらせられなかった貴方でもきっとゴールデンウィークには小躍りしたりしなかったりしているのでは?
ただし小躍りし疲れて5月病などになってそのまま長~いお休み状態に突入してしまわなければいいな、とは思います♪
どっちにしてもお店のある私たちにとっては「プレミアム? ゴールデン? ナニそれ? ビールとか発泡酒のことですか?」ってな感じで絶賛営業中!
気が向いたらそんなマジェルカにも遊びに来てくださいな。
そういえば、前回のブログに対して「なに弱気になってんの?」みたいな突っ込みが入ったりもしましたが私はまぁまぁ大丈夫です。
打たれ強い方なのでことさら落ち込む事もなく、かといって近頃は逆境で特別燃え上がるような事もあんまりなく、淡々と今日も生きてるし明日も生きていくことでしょう。
さて、今日はまた過去に訪問しながらここでご紹介できていない作業所さんの一つ、埼玉県の川口市にある「社会福祉法人めだかすとりぃむ」の「すいーつばたけ」さんのお話を。
平仮名に対して並々ならぬこだわりがあるっぽいこちらの法人さん、マジェルカでは木工製品と手織り製品を扱わせて頂いております。
そんな「すいーつばたけ」さんとのお取引が始まったのは比較的最近です。
確か昨年の夏頃だったでしょうか、スタッフのお一人がマジェルカに来てお話をさせてもらう機会があり、その後こちらが提示したお取引などの条件などなどを前向きに検討下さりお付き合いが始まりました。
そして先日埼玉県の川口にある事業所を訪問してきたのですが、実はこちらにはマジェルカをOPENさせる前の6年ほど前にもお邪魔した事があったのです。
というのもマジェルカを始めるにあたって面白い製品作りをしている福祉施設の情報集めで参考にさせてもらった、確か生協さんか何かが発行していた福祉施設の活動などを紹介していた冊子で見つけたような気がしますが、木工製品で面白い物を探していた中で気になって連絡をとってお邪魔させて頂いたのでした。
その時は残念ながらお取引には繋がりませんでした。
ちなみに当時、お取引先相手となる福祉施設を開拓する際には20ページ位になる提案書を作って持って行っていました。
そこには私の経歴やマジェルカのコンセプト、それを始めようとしている理由や思い、ショップのイメージや、開店する予定だった西荻窪の商圏としての価値や、マジェルカの事業に参加してもらう事が事業所さんにとってどんな意味になり得るかなどなど。。。
今はそこまでしていませんが当時どうしてそこまでしたかというと断られるのが前提だと考えていたから。
冗談でなく本気で「障害のある人たちが一生懸命作ったモノを商売のネタにするなんて何考えてんの⁉︎」
くらい言われると考えていました。
何故なら、世の中で誰もこんな商売やってる人が見当たらなかった(知らなかった)から。
彼らの商品を売っているといえば福祉バザーや行政などが運営する福祉ショップしか見なかったから。
きっと慈善活動チックな関わり方でなければNG、ましてや商売のネタにするなんてもってのほかなアンタッチャブルな世界だと思ってた。
だから誰も手をつけないんだ。
と。
だからきっと断られる。
でもやりたいから理論武装ってほどじゃないけど口説き落とすつもりで準備して挑んだ(まさに挑むって感覚だった)
そしてそんな最初の訪問先が確かここの「すいーつばたけ」さんだった、ような。
そしていざ!
ドキドキ・・・
そしたら作った資料なんか半分くらいに「売ってくれる所を探していたんですよ。」との言葉。
ナニーッ!?
「そ、そうなん?」
その後も同じようなやり取りをいくつもの事業所さんと繰り返しマジェルカをオープンさせましたとさ。。。
そんなちょっぴりホロ苦(?)な思い出もある「すいーつばたけ」さんと改めてお付き合いが始まり久々の訪問。
あまり業界の色々を知らなかったあの頃がなんだか懐かしいなぁ。。。
などとちょっぴりおセンチな気分になって、涙が出るのはやたらと走るトラックが巻き上げる砂埃のせいだよね、とか思いながら駅からすいーつばたけさんへの道のりをテクテク。
当時も何も無かったけど今も何も無いねー。とか
造園屋さん、前にもあったあった。とか
帰りに猫のエサ買って帰らなきゃ。とか
どうでもいい事をブツブツ言って歩いていたら見えてきました!
入ってすぐは明るいショップになっていてパンやクッキーがたくさん。
木工品もいろいろ置いてあります。
是非みなさま遊びに行ってみてくださいな。
来訪を告げると奥から担当のTさんが出てきてくれて早速木工房へと案内してくれました。
明るい室内ではメンバーの皆さんがせっせと作業中です。
糸鋸盤を使って細かな切断作業をするメンバーさん。
「すいーつばたけ」さんの他にあちこちの作業所を訪問してきた今でこそ、こういう光景を普通の事として見れるようになりましたが、昔は、それまで福祉現場に携わった経験が無かった私にとっては障害者と呼ばれる人がこんな危険な機械を使って作業をしている事にとても驚いたのを思い出しました。
当時はカッターを使っているメンバーさんをみて「危ない!」「怖い!」と感じたりしていたのも思い出しました。
それくらい障害のある方に対して思い込みを持った見方をしていたのだなと改めて感じます。
その後もマジェルカを始めるにあたって、また、始めてからも行く先々で「この人たちってこんな事できるんだ!」っていう事をどんどん知っていくにつれて、元の自分と同じようにそういうささいですが本当の事を知らないでいる世の中の圧倒的多数の人たちに本当をもう少し知ってもらう事もマジェルカの意味だと考えるように。
ただ、正直にいうと、ずいぶん多くの関わりを経てきた今では昔ほどそんな発見に驚く事というのはは減りました。
自分にとっても当然になっていったから。
そしてそれにつれてブログの更新頻度も下がりました。
でも、それが日常になってしまった人たちにとって特別ではなく当たり前の事でも、そんな日常を知り得ない人間にとっては勝手に間違えて誤解した見方が当たり前になってしまっていることがあるという事を、糸鋸やカッターを使いこなす彼らを見る事で身をもって知ってきた自分としては、それが面白いか面白くないかに関わらず(でも出来れば少しでも面白げに)そんな彼らの日常を発信し続ける事がまた別の誰かの視点を変えるという事もあるのかもしれないと。
そんな事を改めて考えるきっかけにもなった「すいーつばたけ」さんへの訪問なのでした。。。
塗装作業をするメンバーさん
塗装時に台に使う板が片隅にゴロゴロ転がっていました。
これまでは処分していたこの板ですが、よく見れば面白い模様や色合い。
作ろうと思って作れるのではないところも面白いでは?
と思って「すいーつばたけ」さんと一緒に試行錯誤して作ったのがこちらのアニマルブローチ
一見すると価値が無いと見過ごされるようなモノに新しい価値を与える。
コレって作業所さんのモノづくりとは色んな意味から相性が良いと思っています。
こんな製品もありますよと紹介してもらいました。
「ごめんなさい、ひとまず今はマジェルカにはいらないです・・・」
でも、こんな細かな加工が出来る作業所はそうは多くは無い。
という事で、「コレが出来るならこういうの作ってみません?」と作ってもらったの。
このブローチ、透かし部分から覗く後ろの生地で表情も変わります。
「すいーつばたけ」さんでは手織りもやっているのでそこで出るハギレを台紙に活かしてみました。
そしてこちらはマジェルカでも人気商品になったモビール。
すいーつばたけさんのオリジナル商品を少しだけカスタマイズしてもらいました。
ご自分たちでもいろいろ試しているようで工房の片隅にはこんなのもあったり。
中でもとっても気になったのがこの木製の鏡餅
来年のお正月にはマジェルカでも並べられるかな。
木工房で窓口担当のTさん、今回のお付き合い再開のきっかけになった制作担当のSさん、共に様々なご提案にとても前向きに迅速に対応して下さるのでマジェルカでも頑張って販売したいと思えます。
お陰様で良いお付き合いをさせていただけるお取引先の事業所さんが近頃さらに増えてきて、それにつれて商品も増えているマジェルカです。
みなさん来てね♪