本日9月11日を持ちまして・・・

本日9月11日を持ちまして、マジェルカが西荻窪で開店をしてから
ちょうど4年が経ちました。
かといって特に店として記念イベント的なことは何もせずに昨日と同じ一日。
帰ってから家でのんびり缶ビールで乾杯するくらい。
(あら・・・それも昨日と同じだ)
一年前のこの日は吉祥寺に移転して2ヶ月が経った頃。
普段は一年前を思い返してその頃のマジェルカがどうだったか、自分が何を考えて
いたかとかはあまり考えないのですが、マジェルカを始めた頃はアレやコレやが
どうだったという事を考える事はしばしば。
あれからは店舗だけではなく様々な点が随分と変わりました。
大変だったし不安もとても大きかったけれど(今でもですが)、あの頃は福祉業界の
多くを知らないまま、ほぼ手探りで始めたので知る事や見る事のほとんどが新し
かったし楽しくもありました。
そしてそれから4年、
当初と比べるとマジェルカや私のスタンスは明らかに変化は
しました。
以前の一種の無邪気さも無くなってしまった様に自分自身でも感じていますしいつも
悩みながら進んでいます。

それでも全く4年前と変わらない部分があります。
それは、障害のある方々の作り出すモノの中に価値と可能性を感じ、そこに賭けて
始めたそもそもの思い、それは今でも私の中で変わる事なく、この仕事を続けていく
力になっています。
下はマジェルカのあるパンフレットに載せている文章です。
マジェルカの目指すところ、そして役割はやはりここだと思って改めて。。。

 障害のある方々が作っているからこその魅力と価値が溢れているモノは実は
 まだまだたくさん
あります。
 しかしそれらは残念ながら世の中の多くの人々には知られていません。
 また、そのような魅力あるモノ、価値あるモノでもお客様から「買いたい」
 あるいは「欲しい」と思われ
なければ世間においては「商品」として成立しません。
 そして、出口もないままに作り続けても、それは「活動」ではあっても「仕事」とは
 いえません。

 また、それによって達成したい思いや目的もあいまいなまま続けているとすれば
 「活動」とすらいえな
いかもしれません。
 マジェルカは、買い手であり使い手であるお客様と作り手である施設の真ん中に立ち
 そのどちらの視点も身近に感じられる立場で活動を続けてきました。

 だからこそ福祉施設で障害を持つ方々によって作られる製品が持つ意味とその価値を
 私たちなりに理解し、また同時に世の中の市場でそれらをどうやって伝えるのが良い
 かを常に考えて実践してきました。

 マジェルカが目指すのは、障害のある方、また、その支援にあたる作り手である方々が
 喜びと自信に満ち溢れ
る事へのお手伝いと同時に、決してそれだけを良しとするのでは
 なく、商品を手にしたお客様、そして商品を扱う私たちをも幸せにできるMarket作り。

 それが社会と障害者との壁を低くする有効な方法の一つであり、また、それを将来持続
 させていく為にも重要な事だと信じています。

 そんな“近い将来”を夢見て私たちマジェルカはこれからも市場を創造し、その活動を
 持続させていく為
の活動を皆さんと続けていきたいと考えています。
是非一歩を踏み出してそんな夢のあるMarket作りをマジェルカと一緒に目指してみませんか。

「マジェルカ」では新たなパートナーとなるお取引先や仲間を求めています。

これからもマジェルカをどうぞよろしくお願いいたします!
 

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