最近あちこち行ってます!
マジェルカオープン前の準備の時以来じゃないでしょうか。
何がというと、最近、新たに取引先となりそうな福祉施設さんを開拓すべく
あれこれ調べまくって連絡しまくって訪問したり来てもらったり。。。
施設さんを、といってもマジェルカの場合は「どんな施設か」ではなく
「どんなモノを」から入るのですが。
今までも興味のある施設さんを見付ければアプローチする事をしてはいましたが、
こんなに集中的に動いているのはオープン前以来久々の事でなんだかあの頃をちょっぴり
思い出して懐かしい気分にも。
とはいえ、むやみやたらに「なんか面白いモノ」を見付けたいワケではなくて
これからマジェルカでやりたい事がいくつかあって、それに一緒に取り組んでくれそうな
相手を探しをしているってワケです。
それにしても色んな事をやっている福祉施設が全国にはあります。
改めてこの世界の可能性を感じます。
出来るなら日本中に散らばるそれらの施設をもっと巡ってみたいものです。
(呼ばれたら行くので誰か呼んで下さいな!)
そして先日お邪魔して来たのが近場の神奈川にある「夢屋」さん。
そうと知らずにweb上で見付けてご連絡をしたのですが、なんとつい先日神奈川新聞に掲載も
されたというのでそちら方面の方にはご存知の方もいらっしゃるかも。
こちらの夢屋さんではタオルにミシン刺繍をあしらった製品をメインに制作しています。
帰ってから頂いたこの新聞の切り抜きを読ませて頂きましたが、何故ミシン刺繍に取り組むように
なったのかが中々興味深い。
元々特別支援学校の先生だった代表は、卒業後のみんなと「彼らの絵の力」を活用して一緒に
ものづくりの仕事をしたいと考え、とはいえ、ひとひねりしないと仕事としては成立できないと
模索する中で10年前に手描きの絵を刺繍に出来るミシンを知って「これだ!」と。
ココ!
「彼らとモノづくりがしたい」のではなく、仕事をしたいというのがミソかなと。
そして、「こんなすっげぇマシンあったらナンか仕事になるのかも。」ではなくて
「こんな仕事をしたいからこのミシン!」というのもミソかなと。
ちなみにこちらでは施設を利用者する障害ある方の事を一緒に働く仲間として「社員さん」と
呼んでいます。
そんなの私もはじめてでした!
こちら刺繍をする「社員」さん。
訪問時にはタイミングが合わずに施設長さんとはお会い出来ずに事前、事後のお電話やメール
でのやり取りでしたが、この記事も拝見し、是非とも何かご一緒に出来そうっていうかやりたいなと。
有り難い事に先方もマジェルカの事を知っていて下さり、皆で来月にでも行こうかと考えていたとの事
で、色々ご一緒できるように提案をしてくださりました。
実は、夢屋さんを見付けるまでに刺繍ミシン持っている施設さん東京界隈でこれまでに6件ほど
アプローチしたのですが、(それだけあるってのも意外でしたが)どちらも残念ながら新たなお仕事の
依頼にはあまり前向きではなかったり、元々機械にインストールされたデータ以外のイラストは
出来ない(ミシンにはその為の十分過ぎるスペックはあっても)などと言われ続けたので今回はなおさら
嬉しかったのです。
その6件のうちいくつかには訪問もしましたが、ミシンはあっても実際に動かしているのを見たのは
ここ夢屋さんが初めてでした。
こちらは刺繍をメインにしている事もあって常にミシンが動いている様子。
最初は案内してくれた職員さんに、ミシンを動かしている方の事を「職員さんですか?」とこっそりと
たずねたら「いいえ社員さんです。」と。
こちらの「社員さん」施設見学あるあるですが、彼もフンフフフ~フフ~ン♪と鼻歌歌いながらお仕事中。
見えない部分だけれど苦しみながらじゃなくて楽しみながら作られていくモノって良いですよね。
さて、ではどんなモノを作っているかというと、刺繍は刺繍でもこちらはタオル屋さんとして看板を
出してますので当然タオルですよ。
どれもなんだかとってもかわいいのです。
全くかわいくはないワタシなのですが、実はかわいいものは好きなのです。
さっきの「社員さん」たちが描いたイラストを刺繍にしているのです。
中でもとても気に入ったのがこのペガサス。
元絵は一体どんなだったのでしょう?
実は颯爽とした筋肉隆々の姿だったりしたら笑えます。
そしてこんなおったまげるような刺繍までやっちゃいます!
恐るべし夢屋さん・・・
結局買い求めたのはコレ。
どうしても見逃せなかったのです。
ビールと枝豆
ビール、ちょっぴり泡吹き過ぎです。
枝豆、もうちょっとサービスして欲しいところです。
お互い、もう少し寄り添ったらいいのにって感じです。
記念にその場で名前も入れてもらっちゃいました。
夢屋さん、今年が10周年で、会員さんに配る記念のタオル製作中。
人気のイラストてんこ盛りです。
やっぱりそこには例のビールも!
「夢屋」×「マジェルカ」ご期待を。
さてさて前々回の記事でご案内した相談会。
申し込みは先日で締め切らせて頂きましたが驚くほどの反響でした。
え?
えぇ・・・驚くほど反響が無かったです。
普段メールや店頭などで色々相談されるいわゆる施設さんからは1件も。。。
「マジェルカさぁ、相談会とか思い上がってんじゃね?」
「マジェルカとか別にもういいんだけど。」
とでも言われたように被害妄想モードに陥って15分くらいはがっかりと落ち込みましたが、
その代わりというか、あまり想定はしていなかったのですが「ワタシも障害ある人と何かやりたい」
っていうタイプの方達からの反響がポツポツと。
そういう時代なんですね。
それはそれでどのようなお話になるのでしょうか。
明日も施設を巡って来ます!