隠岐の島

先日の島根出張の件で、帰路に書きかけていた記事を完成せずにUPしていなかったので
ひとまずここであげてしまいます!
以下から!
昨日、三日間の島根行脚が終わり東京へ戻りました。(正しくはもう5日前です!)
隠岐の島の事業所さんから、運営している福祉ショップの低迷している売り上げ改善の為に
商品展示やPOP作りを学びたいというリクエストがあり、県の振興センターさんの
コーディネートで講師として訪問させてもらいました。

しかし、事前にショップを見せて頂きお話を伺うと、というか当初からの予測通りにという方
が正しいのですが、そんな小手先の(失礼…)ノウハウを学べば良いという問題では無いと判断。
そもそもPOPや陳列だけ学びたいのであればなにも私で無くとも、むしろ私よりも他の方の方が
良いのではと、振興センターのSさんにもお話をさせて頂いたところ、そこはSさんにも考えが
あって私を是非、と仰って下さったとの事。
また、私が良いと思う様にやって、とのコトでもありお受けしたという伏線もあったので、POP
うんぬんよりも先に解決すべき課題の抽出とその改善のためのアイデアをその場で、そしてここが
重要だと考えたのですが、それらを参加者の全員で考えるという場とさせてもらう事にしました。
3つの事業所から参加者22名。
せっかく素敵なPOPの書き方を学べると思って参加した方には興醒めした様子の方もいたり・・・
でも、このショップの運営に様々な立場で、直接または間接的にでも関わっているこれだけの
スタッフさんが集まり、この店の事を話すという今回のような機会は初めてだと聞けば、尚更の事
この場を関係者皆で課題を出し合い、それを共有し、解決の方法を考えるという機会にしない手は
ないでしょ、と。
とはいえ、当初のリクエスト内容とは異なる、いってみれば頼んでもいない事を、勝手に他所者の
私が始めてもムカッ腹立てられるので(私ならムカッ腹立ちます(笑))、今日のこの機会が貴重で
重要だとお伝えし、皆さんの前で施設長さんに対して、上記の様な場にしませんか?と投げかけて
ご同意頂きました。(でも当然ながら事前にご了解は頂いておりました。)
その上で、まずは障害ある方々が作る商品を売るショップとして出来る事や意味、そして感じている
可能性といった事を、実際にマジェルカを運営している立場からお話をさせて頂きました。
要はこういう類いのショップは単に売上げを上げる為だけの場ではないですよ、と。
(とはいえ、その部分ばかり振りかざして、売り上げを上げる事を放棄している巷の多くの福祉ショップの
擁護をする気はワタクシには全くありません)
そして本題では全員参加出来る形で即興なのでその場である物使って簡単なワークショップを行ない、
課題を出し合いました。
私の様に無礼で無神経な人間は別として、普段から色々思ったり考えたりしている方でも関わり方や立場など
から、なかなか声に出しにくいもんです。
特に福祉で働く優しい方達はそうかもとも勝手に。
しかし、声を上げないからといって何も考えていないというワケでも、どうにかしたいと感じていないワケでは
ないと思うのです。
そう思いたいのです。
そんな、声をあげない人が、実は内に秘めてる言葉を少しでも出せる場にしたいなと。
もしも、これまであまり考えを深掘りし無いままにきた方がいたらいたで、これを考えてもらう機会にする事で、少なくとも自分も
ここに関わる一人だという意識を持って欲しい、とも。
そしてもう一つ、施設長や店長、他に中心になっている方々に、実は皆さん本当はこんなに考えていますよ、
考えられるんですよという事を知ってもらう機会に出来れば、という考えもありました。
つたない私の進行と内容にも関わらず、隠岐の島の皆さんはとても協力的で、何よりも皆さん明るくきさくな雰囲気で、とてもやりやすかったです。
何をしなければならないかが見えた良い機会になった、という言葉も頂けて少し不安だった私の思いも晴れた研修になりました。
こうなると今回限りではなくこの先の変わって行く様子も是非とも知りたいと思う私でした。

 

隠岐の島、本州からは1日1便の高速船のレインボージェットに乗って行きました。

 

空いた時間に散歩。

なんとものどかでした。

んばんてったって島内にはコンビニも無いそうです。

 

土管!

タイムスリップした感じ!

 

島内で一泊したのですが夜は島の障がい児が通う特別支援学校の先生とお食事(飲み)を。

 

それが面白いことに以前からマジェルカのtwitterで繋がってくれていた方がその先生ということで、せっかくだから会いましょうってなったのでした。。。

 

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