「ネコとマフラー」展の告知といいつつも

右目が“ものもらい”にかかってしまいました。

結構腫れて熱くて痛い。。。

昔から疲れがたまったりして免疫が落ちるとすぐになるのですが、

別に普段に比べてそんな疲れが溜まってる気も、とりわけ忙しい気も

残念ながら全くしないのですが・・・

店頭に出るにしても見苦しいだろうからいっそ眼帯でもしたいところ

なのですが私の場合は左目では物の判別がほとんど出来無いのでそうも

いかず。

というわけでお会いする方にはしばらくお見苦しい点ございますが

どうぞご容赦くださいませ。

マジェルカ地下で開催されていた「あとりえトントン」さんの「革いいね」

展が昨日で終了。

当初目標としていた売り上げも大きく上回って満足いく結果だったようで

マジェルカとしてもなにより。

会期中にはスタッフさんだけでなくメンバーさんも来てチラシを配ったり

自分の作った商品をお客様に説明したりと張り切っていた様子です。

トントンの皆様お疲れ様でした。

そして明日から始まるのがこちら

「クラフト工房ラ・まの」さんの「ネコとマフラー」展

昨日の閉店後に準備をしました。

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今回は地下スペースではなく1階のショップの一角にコーナー展示です。

ラ・まのさんでは本格的な草木染めや手織りの製品を作っています。

そんなラ・まのさんで作られたマフラーを中心に出品。

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実際に染めに使っている素材を展示用に送ってくれました。

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色合いがとても綺麗。

こんなにカラフルなのが全て自然の色というのがすごい。

また、マジェルカでもポストカードで人気の尾崎さんという作家さんが

ラ・まのさんにはいらっしゃいます。

その尾崎さんが今回の為に描き下ろしてくれたマフラー猫の作品の他、

猫を描いた原画を数点お借りして展示させてもらっています。(作品は非売)

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ポストカードもたくさんあります。

猫好き必見です。

犬好きさんもぜひ!

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期間が年明けの1/6までと長いですがマフラーはもりもりっとあります。

とはいえほとんど一点モノなのでお早めの方が選ぶ楽しさがありますよ。

☆今の時期にはクリスマスプレゼントにもおすすめです☆

皆様ぜひ遊びにいらして下さい。

以前「クラフト工房ラ・まの」さんへ訪問した際のブログ記事はこちら

(この次の日もラ・まのさん訪問記でした)

さて、一昨日の日曜日に社会福祉法人愛成会さんが主催するセミナーで

お話をさせてもらう機会がありました。

平塚にある「studio COOCA」のKさんと埼玉にある「かうんと5」のIさん

ともご一緒。

どちらもマジェルカではお馴染みの間柄なので気も楽に。

Iさんがしゃべりすぎたので私は10分位しか話せなかったのですが

(というと真面目なIさんが頭抱える様子が目に浮かぶのが面白くて言っ

てます)おかげで楽チンでした。

アートの商品化とか権利というテーマだったのですが実際はそこの

具体的な話というよりは各々の活動の紹介となりました。

マジェルカの目からみてCOOCAさんは比較的長い活動と独自の

発信力で福祉業界内外にたくさんのファンを作っていますし、

かうんと5さんは精力的に活動の場を増やして新たなファンを

増やしている団体さんです。

そのどちらもメンバーの作品を商品化含めてどのような方法で世の中

に発信していくのがメンバーにとって、また関わるスタッフにとっても

良いのかという事を常に悩みながら試行錯誤しながら活動されていると

いうのが印象的でした。

マジェルカではアートに特化した製品を扱っているワケではないですし

私自身そっち方面に造詣が深いワケでもないので簡単にいえない部分も

あるのですが、障害のある方の活動の支援をされている方には、それが

アートであろうがパン作りであろうが軽作業であろうが、それが第一に

支援する相手にとって、また、結果それが自分にとって、そして中には

世の中にとって最善なのかを悩みながらされている方も多いのでは

ないかと感じています。

そして何か他にもっと良い方法があるのではないかとも。

偉そうで恐縮ですが、そうやって悩むことはその役割としてきっと必要

でしょうし、私はむしろそうあってほしいと思っています。

ただ、それと同時に、というかその先には決断と、それに伴う様々な

覚悟も必要だと考えたりもしています。

覚悟というと大げさかもしれません、責任でもいいです。

さらに偉そうですが、そこが出来る団体や支援者って意外と少なかったり

するのではないだろうかと思いながら見ています。

悩み考える続ける事が目的や満足みたいにもなっていたり。。。

特に覚悟をしての決断ではなかったが為に目的を見失ったり。。。

アートに限らずですが、なにかを活動として、仕事として選ぶ時に

ある程度の覚悟をもって決断をする際の拠り所は一言でいえば「目的」

だと私は思います。

「なぜそれを作ったんですか?」

これは私が商品を持ち込んで来られる福祉施設の方に必ず尋ねる質問なの

ですが、腹にストンと落ちる答えをして下さる方は意外と少ないです。

障害者アートへの注目が高まっているらしいです、障害者福祉業界の内側

では特に。

同時に障害者アートを前面に活動をする、しようとする方や団体も急速に

増えているようです。

盛り上がっている方に水を差すような事も言いますが私自身は別に障害者

アートそのものにアンチなわけではありません。

制作活動が関わる当事者にどのような効果や意味があるのかをその現場で

直接関わっているのではない私が言える事はないですが、外の立場からみて

外と繋がるツールとしては強いものがあったり、便利なものでもある

と思っていますし、障害者アートがある種のブームだとしても、それは

チャンスとして利用すればいいと考えています。

(ただ、それを理解し、その先を考えた上でとは思いますが。)

長らく障害者のアート活動の支援に携わっている方が、今でこそ有名美術館

でも障害者アートの作品展が開かるけれど、昔はそんな場所に障害者アート

を持ち込んでも美術館や学芸員のキャリアに傷がつくとまで言われ断られた

というお話をしてくれた事があります。

もちろんその頃が良かったというのではありません。

ただ、そういう時代があった事、そしてその中でも思いをもって活動を続けて

来た人たちがいることで今のような状況があるという事は知っていた方が

きっと良い。

そして、経験していなくともそういう見られ方が世の中には存在するという

のを理解しつつもそれを広めようとするのと、見渡せる範囲での好意的な目

だけとしかお付き合いしないのとでは、そもそもの動機も覚悟も広がりも

全く違うのだろうなと考えたのを覚えています。

(これはアート活動に限らずですが)

また先日、アートが持つ力をその方なりに信じている方とお話をしていて、

きっかけがどうであれ創作活動に興味を持ってくれる福祉現場の方が増える事

は嬉しい、とおっしゃっていました。

それを聞いて、なるほど確かにきっかけはどうでも良いのかもと思いました。

さっきの覚悟を持ってという話とは矛盾するようですが、知る事、やってみる

事、(さらに知る事)、結果(効果)を生む事、広める事、続ける事の中で最初の

知る事、やる事のきっかけなんてなんでもいいと思います。

むしろ覚悟だ覚悟だと大げさに考えすぎてやってみる前から諦めるよりは。

マジェルカもそうであったように、やってみる事で見えてくる事があります。

ただし、ただやる事それ自体が目的ではなく、その先どこまで求めるかなのでは

ないかと。

マジェルカには色んな立場の方が来られて色んなお話がきけて色々考え

させられます。

さて、このセミナーの午後には現代アートでは著名なギャラリストの小山登美夫

氏の講演がありました。

ちょうどひと月ほど前に彼の「現代アートビジネス」という著書を読んだ

ばかりでもあったので、午前で吉祥寺に戻るつもりでしたがせっかくなので参加

させてもらいました。

アートを商品として売買する立場の視点での、「作品」が、扱われる様々な

場所によってそれが「作品」である割合と「商品」である割合が変わると

いう話や、初めからマーケットを意識して作られた作品よりも、作家が、

その想いや思想やら歴史等々を投影して自ら作りたくて作った作品の方が

結果的には市場での価値が高くなるケースが多いという話は興味深かった。

そう言われると自分で昔たま~に描いたり作ったりしていた時でも、あまり

考えないで思いのままに作った方が面白い物が出来て、次にまたそれを狙う

ともうぜんっぜんダメだったりしたな。

小山さんのいう作家さんとは全然レベルが違いすぎますが・・・

とはいえマジェルカで扱うものは基本的には始めから「商品」としてマーケット

を意識して作られたモノがほとんどですのでそこんところヨロシク。

マジェルカの年末年始の営業のお知らせです。

年内は12/30まで営業

年始は1/2から営業

(通常は19:00までですが12/30・1/2は17:00閉店と致します)

お休みの機会に地方からおいで下さる方も多いので今年は少し頑張ります。

どしどしおいで下さいませ。

再告知です。

1/9(土)-1/10(日)にアーツ千代田3331で出店します。

販売や準備、片付けなどでお手伝いして下さる方を募集しています。

10:00~20:00の間で何時間でも構いません。

設営や撤収だけでも手伝ってくれる方がいらっしゃれば歓迎です。

お問い合わせは info@localhost まで。

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