作業所のモノづくりに求める部分って?

先日とある作業所さんとのやりとりです。

そこにはお客様からご注文頂いた製品を注文していました。
今までにも何度もやっていたやり取りです。
今回はちょっと細かな内容のオーダーでした。
話の流れの中で、とってもとってもためらいながら
「あの、注文より1センチ程度の誤差が出る可能性もある事を了解してもらう事は
出来ないでしょうか?」と・・・
へ?少しキョトンとしながら「全然OKですよ」と私
意外な答えに相手も少しだけ驚いたのと同時にあっけない答えに少し安心した様子。
よく聞けば今までにオーダーした分も一発でピッタリサイズに仕上がる事は無く、
その度になんども作り直してこちらの指定サイズに仕上げて送っていたそう。
それを聞いて
「え~っ!早く言ってくれれば良かったのに~」とつい言ってしまいました。
すると
「1センチの違いって商品として致命的じゃないですか・・・」
それに対し
「そ~?」
「命に関わるクルマの部品じゃあるまいし・・・」
「お客様にきちんとご案内すればご了解貰える場合は多いと思うよ」
と私。
でも当然出来ない理由も聞いてみました。
要は障がいのある方の作業上の限界という事です。
どこの作業所さんもそうだと思いますがスタッフ側は彼らが作業をきちんとしやすい様に様々な工夫をします。
それでも、の限界があるそうです。
ここの作業所さんは、安易に出来ないではなく、出来る様にと努力を重ねた結果でも出来ない部分を伝えて下さった。
であればしょうがないとワタシは思います。
ちなみに、お客様に商品を売っている立場のワタシがこんな事をあからさまにする、というか、それ以前にワタシがこんな考えを持ってる事にご批判を受ける可能性もある事、もしかしたら一部のお客様が離れていってしまうかもしれないという
心配も正直あります。
が、実際私が扱っている商品を作ってくれているのは障がいのある方々なんです。
そして傲慢な言い方ですがここは私の店なんです。

だから私が責任を持ってお客様に売りたいモノ、売れるモノ、であれば良い。

(売れなくなって困るのは私ですしね)
だから努力の限界で出る1センチ程度のサイズの誤差、もう面倒なので言ってしまうとバッグなんですが、私の店ではOKなんです。それでもこの製品は扱う価値はあると考える。
それをOKとおっしゃって下さるお客様に販売します。
「商品として1センチであろうと違っていいなんて甘い!」というお声はあるかもしれません。
また、中にはその1センチの誤差が許されない使いみちの場合もあるでしょう。
そういった方やそういった場合のお仕事はお受けいたしません。
そういう方はそれが間違いなく出来る所で注文して頂くべきですから。
ワタシだって努力もせずに出来ないなんて言われたらキレます。
でも頑張った結果でも、間違いなく出来ますと言えない事があるんです。ゴメンナサイ。
ふと思いました。
世の中、許せる事と許せない事ってのが色々とある中で、今の社会は、必要以上に許さなくなっている事が多い気がする(自分の反省も含めて)。
別にいいじゃんって事、本当はもっともっと多いのではないですかねぇ?
さて予告です。
以前に思い付きからネコグッズを集めた中でマジェルカに仲間入りした奈良の
「たんぽぽの家」の中村 真由美さんの“ハリポテ”ちゃん。
ネコのほかにも色んなのがいるんですってさ(@_@)
ハイ集合!
来週3/28からマジェルカに大集合します!
(これに映ってない最大級ハリポテも登場)
今日はナントその奈良のたんぽぽの家からご担当のWさんが
突然マジェルカに!
色んなお話楽しかったです、ありがとうございました( ̄^ ̄)ゞ
3/20は火曜日ですが休日の為営業致します!(その日は13時からの営業となります)
代りに翌3/21(水)をお休みとさせて頂きます。
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