舞台裏便り:人間扱いしてくれる?!

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日本の気候変化についていけない、スタッフのSです。

 

お元気ですか?こんにちは。

わたしはちょっと疲れ気味です(笑)。

 

 *

 

A型として始まった頃のマジェルカ は、

 

オーナーもスタッフも、

みんなが初心者だったので、

 

日々、

今よりもずっと手探りで、

 

試行錯誤の連続だったなあ…と思います。

 

 *

 

その頃。

 

利用者さんでもある

スタッフのみんなが話していたことの中で

 

印象に残っていることがあります。

 

それは、

 

「マジェルカは、人間扱いしてくれる」

 

というもの。

 

これには

かなりの衝撃を受けました。

 

 *

 

オーナーもスタッフWも、

人として向き合うことをひたすらする人達です。

 

面接は1時間を超えることもザラですし、

とことん話し合う姿勢があります。

 

去年8月のスタート時は特に

初めての取り組みだし、

 

前例にも乏しいので、

 

「とにかく、

目の前にいてくれる、みんなと話し合う」。

 

そんな感じでした。

 

 *

 

非常に朗らかに

「人間扱いしてくれる!」と

 

喜ぶ背後にある文脈は、

 

「人間扱いされなかった」ということ?????

 

みんな、これまで

一体どんな扱いを受けてきたんだろう…?

 

と心配になりました。

 

 *

 

看護師さんの知人に聞いてみたところ、

 

障がいをお持ちの方を受け入れている

病院の多くは、

 

かなりの激務らしく、

 

他病棟に比べると人手も足りなくて、

 

看護師としても

心身にゆとりを持つのは結構難しいのだそう。

 

精神科医をなさっている方にも

伺ったところ、

 

「医院長に、なんとかして欲しいと話しているんだけどね」

とお話しなさっていたので、

 

こちらも

やはりとてもお忙しそう。

 

 *

 

こういう時に通常の仕事なら

「効率化」が役に立つわけなんだけど、

 

効率化、というのは

往々にして

 

個性を見るのではなくて、

グルーピングをして、

 

「グループの個性」として

人やモノを扱うことをしがち。

 

 *

 

病気の場合は、病名でくくって、

 

この病名の人にはこうすればいい、

この病名の人にはこういう傾向がある、

 

みたいにザックリくくるということなのかな…?

と思ったりもします。

 

 *

 

例えば。

 

病状の重さ、軽さは人によって違うから、

 

軽い人が

重い人と同じように扱われたら、

 

重い人が

軽い人と同じように扱われたら、

 

それはちょっと辛そうだなあ…と思ったりします。

 

 *

 

健常者(?)だってそうだと思う。

 

健常者とはこういうものだから、

こう扱う、

 

みたいに定義されたとしたら、

 

「わたしは違うのに!」と

 

それに反発したい気持ちになる人も

居るんじゃないかなあ…?って思うんですよね。

 

 *

 

オーナーもスタッフWも、

 

ひとりひとりを

しっかり見ようとしているなと感じます。

 

だから

みんなが話していたように、

 

「人としての在り方」を取り戻せるのかもしれません。

 

 *

 

それは時に

 

「病気だから仕方ない」で培ってしまった

 

ある種の諦めを

見抜かれることにも繋がるし、

 

諦めなくていいよ!と言われたら、

厳しい時があるのかも知れないけれど。

 

社会で生きる自分を取り戻す

大きなチャンスでもあるのではないか?と

 

彼女達の話を聴きながら思ったのでした。

 

 *

 

スタッフのみんなはそれぞれに

今日もメキメキ育っていっています♪

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