すずかけ第二作業所

兵庫県の西宮にある「すずかけ第二作業所」にお邪魔してきました。

 

こちらでは1991年、絵本作家でボーダレスアートミュージアムNO-MAディレクターのはたよしこさんが

ボランティアとして「すずかけ絵画クラブ」でのアート活動を始め、ほかに「あとりえすずかけ」として

創作活動の中でユニークな作品や製品を作り出しています。

 

マジェルカでもTシャツなどを期間限定で少し扱わせて頂いたりもしましたがお邪魔するのは今回初めて。

 

タイミングが悪く作業のをするメンバーの様子を見学する事は叶わなかったのですが、わざわざ動画で

紹介をしてくださるという親切っぷりにちょっぴり感動。

 

壁にはメンバーたちの楽しそうな写真が。

 

今回はこれで皆さんにも会えたということにしましょう。

 

アトリエ内で一際目を引いたのがコレ

 

 

段ボールで出来た動物。

座っても大丈夫だそうですよ。

 

コレ、結構本気で我が家のインテリアとして欲しい!

 

こちらでは“紙漉き”も行っていて、

 

カッコ良いカードや封筒などになってもいます。

 

マジェルカにとってはなによりもそこが気になるところですが、他と違うこちらでこそのブツが

この木工品の様々なボタンではないでしょうか?

 

これはごく一部、ほかにもたくさん色々な形のボタンがあります。

 

中でも面白かったのは小さなボタンにメンバーのアート作品をレーザーで細かく焼き付けて模様にした

こんなボタンたち。

機械が行うといっても結構難しいんではないでしょうかコレ仕上げるの。

木工やっててレーザー加工機持っているところって作業所さんには結構あるのですが、正直多くの

作業所さんがその高価なデカイ機械を使いこなしているのをあまり見たことはない。

機械も使い手によって発揮するパフォーマンスは大きく異なりますから、良い機械があっても

良いものが作れないのは機械のスペックの問題ではなく、何が問題かというとそれはね。。。

ん?

じゃあなんでわざわざ買ったの?というと・・・・

 

自分たちのお金じゃ無いからってのはまぁ往々に・・・

加えて、福祉業界の大方の人たちの特性ともういってもいいのかと思うけれど、

「いい機械さえあれば(自分たちの努力によらずとも)良いもの作れるんじゃね?」

って考え方でしょうかと。

 

この特性を裏返すと、というかそっちが元かもしれないけれど

「良いものが作れないのは自分たちに○○(ちなみに内部要因ではなく外部要因ね)が無いから・・・」

という、

何か出来ない場合や満足出来ない場合に、その問題は自分たちではなくて環境や設備や制度に

問題があるという、そういうケースも事実としてあるのは分かりますが、そのほとんどを人のせいに

するというか出来ない理由探しが得意っていうの、コレ、ホント福祉業界の人達に明らかに!

 明らかに!(2度繰り返しましたが)強くはびこっている特性です、というか、外の世界から来た私

には申し訳ないけれどそう感じられます。

福祉にどっぷりの人たちには当たり前の感覚なのでしょうかね。

 

さて、急な予定変更で駆け足で訪問した「すずかけ作業所」さんを、こんな奴らに見送られながら

後にしたのでした。

またいつか~

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