マジェルカのPublic Relations
「いらっしゃいませ!」「ありがとうございます!」という掛声の間に「Hello!」「Thank you!」という掛声が飛び交うマジェルカ。
紅葉の季節だからでしょうか。外国人のお客様が益々増えていている気がします。
マジェルカ店内でも、同じ時間にアメリカ、香港、中国の方が商品をご覧になってたり。
外国のお客様をみるとワクワクして、つい話しかけてしまうスタッフMです。
午前にいらっしゃった、この上なくカラフルなファッションのお洒落なゲイカップルのお二人。
「ニューヨークから来たのよ。」と言うので、
「それはそれは、ここ数週間は忙しかったでしょう?」と返すと、
「だからエスケープしてきたの。投票は済ませて来たけどね。」との事。
この上なくカラフルな”雷サイフ”を一目で気に入り、お買い上げ下さいました。
柔らかな雰囲気のお洒落兄さんが持つと、この商品、彼に出会うために作られたのでは?と思ってしまったM。
是非ニューヨークのコミュニティーでお披露目頂きたい!!
また、午後にいらっしゃった、ご年配のイギリス人のご夫婦。
先日出張販売に来て下さったスタジオクーカの”辻太郎招福熊手”に興味津々。
「ラッキーチャームなんですよ!」とご説明すると、更に大喜び。
「とても日本的だし、書いてある文字も素敵だから、パッケージのまま飾るわ」と。
一つは妹さんに、そして「一つは自分用に」とウインクをしながら2点お買い上げ下さいました。
そして帰り際にこんなことを。
「ロンドンでも一時期チャリティーショップが多かったけど、今は減ってきてる。
しかも、こんなお店はないので、とても楽しかった!これからも頑張って!」と。
はい。これからも頑張ります!
ところで。
先週NPOサポートセンター主催の「ソーシャル事業の広報戦略入門」に参加させて頂いたスタッフM.(スタッフMは一応、広報、営業、事務を担当しています。)
広報って、活動やサービスや商品を「広く知ってもらうこと」。そのためにプレスリリースなどで情報発信する事、だと理解していたのですが・・・
「広報とは、Public Relations。公衆と関係構築する事。
つまり、人々とよりよい信頼関係を作り出すために行うコミュニケーション活動である。」と聞き、なるほど!と。
情報の伝達だけでなく、双方向の意思の疎通、心の通い合い。。。
そんなこと意識してなかったなぁ。
でも、改めて考えてみたんです。
マジェルカのようなソーシャルなビジネスにとって、目指すリターン(=生み出す価値)とは、「Financial Return(金銭的な価値)」だけではなく、「Social Return(社会的な価値)」でもある。
それはマジェルカの場合、「これら商品の作家さんは障害を持つ方々なんですよ」「こんな素敵なモノを作ることができるんですよ」ということを伝えたり、商品を手に取って頂く事で、”沢山の方に障害を持つ方々を身近に感じて頂くこと”でもあり。
例え、全てのお客様が商品を購入してくださらなくても、マジェルカは「気づき」という価値を提供できる。
例えば、店内や催事でお客様と丁寧に会話をしたり、<マジェルカcafé>を開催して会話の機会を設けたり、参加型のイベントやワークショップを開催したり、
お客様との双方向の意思の疎通、PublicRelationこそが、マジェルカが生み出す「価値」の源泉なのだと改めて気づいたスタッフMなのでした。
栃木県のB型作業所”トモスカンパニー”さんにご提案頂き、材料手配をご協力頂いたキャンドル作りのワークショップも是非親子でご参加下さい!
そして、是非マジェルカの世界に触れてください。。。。。
その他に、クリスマスのワークショップも現在企画中です。
お楽しみに!