いまさらUP!しょうぶ学園訪問

前回書いた記事を改めて読み直してみると、最後の部分があれこれ文章の体裁がおかしく

なってますね・・・

出張中にブログをUPするのを目標にしながらもそれが叶わずに家に帰りついてしまった

後ろめたさ?悔しさ?から眠る前に意地でもUPするぜ!と意地はったあげく眠さと戦って

白目剥いて書いていた記憶があります。

「しっかりチェックもしないで適当なモンを衆前にさらすなよ!」というお叱りもある

かもしれませんね。

どうもすみませんっ!

でもゴチャゴチャいうなら読んでくれなくても別に(ブツブツ・・・)

気持ち入れ替えて、では続きから。

心を再び鹿児島へ。

木工房、アトリエと見学させて頂きました。

きちんと引率して創作の現場だけではなく生活の現場も一つ一つ丁寧な説明をして下さり

ながら案内をしてくださいました。

ちなみに基本は利用者さんの写真撮影はNGなのですが、きちんと許可を頂いた上で

撮影させて頂いております。

むしろ撮ってとせがまれたりもします。

どこに行っても必ずといっていいほどいらっしゃいますね、撮ってもらいたがりさん(笑)

ちなみにこちらは場所が変わって縫製、刺繍の工房。

しょうぶ学園さんが最も広く知られているあの「nui(ヌイ)project」の製作現場です。

実はこの様な独創的な活動をする以前も、ある種布や糸に携わる仕事としては大島紬

下請けの作業をされていたそうです。

多くの作業所さんもやられている下請け作業ってやつです。

それを伺って私の中では勝手な安心感みたいな思いが生じました。

というのも、いまや「しょうぶ学園」さんはこの障害者福祉の世界ではリーダーカンパニー

的なとらわれ方をしています。というか実際そうだし。

ただ、想像するに。いや、きっと絶対に、中にはここに至ったその立場や評価に対して、

「しょうぶ学園さんは特別だから」というような事をいう人もいただろうなと。

例えば、利用者さんに恵まれているとか、スタッフがいいとか、はたまた運がいいみたいな・・・

だけど、元は下請け作業をやっていましたよ。他によくある作業所と同じく。

でも、そこから“考えた結果”様々に広く評価される今の形になりました。

やってきた事、やっている事、それをただ続けるのではなく、様々な外的要因もあった

でしょうが、考えた末にたどり着いた形がこれなんでしょう。

訪問前に抱いていた「誰もかれも「しょうぶ学園」「しょうぶ学園」ってのもどうよ・・・」

という長いものに巻かれたくないひねくれモノ特有のワタシの思いも納得と感心に変わった

という意味で安心しました。

私のごたくを並べるよりも訪問の様子でしたね・・・

といいつつ写真あんまり撮ってないという。

綺麗な作業場です。

画面左に見切れてちょっと京都から来た怖いお兄さんがいますが気にしないでください。

綺麗な作業場といえばこちらは陶芸の工房ですが、ちょうどこの時は床の全面に水を撒いて

掃除していました。

その掃除もかなり徹底してましたよ。

画面中央には新潟から来たとぼけたお姉さんが写ってますがこちらも気にしないで下さい。

しょうぶ学園のモノ作りといえばもう一つ、紙漉きというのがあります。

畳大の紙も漉ける設備。

しょうぶ学園さん独特のドーナツ型の和紙を漉く為の道具。

そして乾燥させる機械というか道具。

一通りモノ作りの現場を見学させてもらった後には、前述の「nui(ヌイ)project」と並んで

「しょうぶ学園」さんといえばの活動、音楽とパフォーマンス活動の集団「Otto&Orabu」

の練習を見せて下さることに。

ピンボケながらも伝わりますよね。

まぁ、皆さん楽しそう♪

画面右の方がやっと登場です。「しょうぶ学園」施設長の福森さん。

やっと登場といいながら昨晩は私たちの飲み会にまでご一緒して下さり、二次会での

ワタシのカラオケの素晴らしい歌声に「ニシオギッ!」という意味のない合いの手まで

入れて下さったのですが・・・

そんな事とは別にすごく勉強になるし考えさせられるお話もして下さったのですが、

それはここでは書ききれません!

昨年、「しょうぶ学園」さんが神奈川県の逗子に来てイベントをやった際に私は主催の方

との縁あって見にいっていたので、こういう形で舞台裏を見ると、また、お近くで接し

させてもらうとまた面白いと思えました。

この後はギャラリーを見せてもらったり、昼食には二手に分かれてカフェレストランと

蕎麦屋さん(もやっているんですよ!)で昼食です。

あっ!これこれ!

パン屋もやってるのだけれど、その店先の黒板です。

誰向けのメッセージ?

んで書いてるのは彼。

いい顔してるよアンタ!

そしてarrived at蕎麦屋さんです

やっと登場した右の方が今回のツアーを主催してくれたお腹が出た、ではなくお腹を空かしたテミルの船谷さん。

そして蕎麦!

そして

オーダーとってくれた彼!

こちらが彼が書いたメッセージたち。

彼はさっきの「Otto&Orabu」でなかなかアバンギャルドなダンスパフォーマンスを披露して

くれていましたとさ。

聞けばダンス教室に通っているそう。

ダンサー・イン・ザ蕎麦屋です。

ダンサー・イン・ザ・ダークのような絶望感はここでは味わわなくてすみます。

さて、帰る前にお土産も欲しいです。

実際にこちらで作られている商品や作品が様々に並んでいますのでそちらをご紹介。

かわいいじゃないの。

ここまで見てきて皆さんの中にももしかしたら感じた方もいるかもしれませんが、

本当に種々様々な活動をやっています。

利用者さんはそれらの中から自分にあった活動を選択できます。

しかも、そんな様々な活動の一つ一つのクオリティがまぁ高いこと。

それはモノの部分だけではなくてコトの部分も。

また、形になって見える部分だけではなくてそれ以外の部分も。

結局形になって顕れるのは小手先だけではなくその後ろの部分も重要っていうのを

実践の上で理解されているのでしょう。

それを強く感じました。

様々な方面から注目を集めるに値する活動であり組織ですが、ただ、そうなる事を

目指した結果ではなく、実際にここに通ってくるメンバー、生活するメンバーの事を考えた

結果にたどり着いた答えなんじゃないかと感じます。

実際、福森さん自身もこれが正しいとかこうすべきというお話はされませんし。

結局この障害者福祉の世界、目指すべきところは「ああなりたい」ではなくて

「自分たちには何が出来る」という事をどれだけ考え、実践するかどうかなのかと

改めて考えた訪問でした。

つぅかそこアタシが考える必要ある?って話もあるけれど、考えてみたいし、より知って

みたいと思ってどんどんと足が抜けなくなってしまう自分に苦笑しつつ、そろそろ今日も

眠いので、支離滅裂になる前にこの辺で鹿児島の巻は終わりとさせて頂きますZzz

みなさん、ありがとうございました!

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