髙島屋が終って

 髙島屋での2週間に及ぶ期間限定出店を終えて早いもので1週間が経ちました。

その後戻った商品の整理などを、他の仕事の合間に狭い店内でチマチマと。
個人的にもバタバタしていたこともあり、ここ数日になってやっと片付いたところ。
(まだ完全には色んな処理が終わってません・・・)
出品に協力し参加してくれた各施設さんへの連絡も中々出来ず、
きっと「結果はどうだったんだよ!?」と思われてんだろうなぁなんて思いながら・・・
実際しびれをきらした(?)施設さんの何件かからはご連絡も。
この場を借りてお詫びいたします。
申し訳ございません。まだご連絡できていない方々にも数日中には(>_<)
さて、髙島屋さんでの出店、どうだったんでしょうか?
(新宿髙島屋)
おっと!
既出の画像じゃないか。
しかも携帯電話で撮った上に設営直後でまだまだ完全な展示とはいえない部分もあったので
数日後にちゃんとしたカメラを持って撮影をしました。
記録としてもきちんと残しておきたいとも思ったので。
で、いざ画像を整理しようとしたら記録したはずの画像が無い‼
またやってしまったようです私。
メモリーカードの入れ忘れしか考えられません。
映るはずのないカメラ持って随分調子に乗ってたくさんシャッター切ってました。
アングルとか考えながら・・・
やはり何かが人より足りない私です・・・
悔やんでも仕方がないので思い出は心の中のメモリーカードに取っておくとして
(1バイトくらいしか容量ありませんが)
話を先に進めましょう。
ご覧の通り西荻窪のマジェルカ同様に福祉施設製品の売り場である事をことさら強調
していないので、それを意識せずに来られるお客様がやはりほとんどでした。
ただ、それぞれの出店場所も婦人洋品の売り場であり、そこに普段あるような商品や
売り場とはだいぶ異質だったのではないかと思います。
それは、その分目を引くという効果は高かったのかもしれません。一方では
ターゲットとするお客様が多いフロアではなかったのかなというのが私の感想です。
これは私も売り場に立った新宿店での感想。
日本橋の場合は一階のスペースだったので、そこ自体の売り場に関わらず様々な方が
通る為に常に賑わっていた様子でした。
以前の仕事でも百貨店さんでの出店は随分とやらせてもらった経験があるので、ある程度
予測をしていた通りでした。
そんな百貨店の中での人の流れの話とはまた別に、今回は随分と多くの方がわざわざ
足を運んでくれました。
私は西荻の店が休みの火曜日や、週末に店を手伝ってくれる人がいる時にしか髙島屋さんの
売り場には顔を出せずにいたのですが、そんなわずかな間に立っている時でもひっきりなし
に知った方々が訪ねて来て下さいました。
そして当然私がいない時に来て下さった方もたくさんいらっしゃったようです。
知人や友人の他、西荻のマジェルカの常連のお客様であったり、今回商品を出して下さった
施設の方々。
施設の方々でいうと、地方の施設さんが多いので数で言えば多くはありませんが、東京界隈のお取引施設の関係の方々は随分と来て下さったようです。
関係の方というのは、普段やり取りさせて頂いている担当の方であったり、実際にそこに置
かれている商品を作った当の本人やご家族の方も来て下さいました。
施設の方が引率して連れて来て下さったところもあります。
本人たちに見せてあげたいという気持ちと行動が素敵だしうれしく思います。
まさに作っている本人一人でが来てくれたというケースもあります。
ご自分の関わった事を誇りにしてもらえたでしょうか。
中には「私が作ったモノ髙島屋に出てますか?」って電話でマジェルカに直接問い合わせ
してきてくれた方もいらっしゃいました。
ご家族と一緒に来られた方が一番多かったようです。
私は直接そこにはいなかったけれど人から聞いて微笑んだエピソードが。
お母様と一緒に来られたその方。
私もその施設に訪問した際にお会いしている方でとてもシャイな女性。
他の施設さんの素敵で可愛い雑貨がたくさん並んでいるその売り場の中で、それらでは
なくてご自分が通っている施設の製品が並ぶ棚の前にじ~っと立ち、見慣れたそれらを
見つめ続けていたそうです。
そしておもむろに手にして最終的に買っていってくれたのがその中の他でもない自分が
作った製品だったそうです。
普段見ない雑貨が他にもたくさんある中でそれじゃなくても・・・
わざわざここで買わなくても自分の施設で買えば安く買えるのに・・・
でも、彼女にとってはそういう事ではないんでしょうね。
マジェルカを始めるにあたって特に思い描いていた訳ではないけれど彼ら彼女らと
「売り手」と「作り手」という関係で関わっていく中で自然と知ることになった私の
モチベーションというのは、彼ら自身が自分の作ったモノがどのように並べられ、
どんなひとがどうやって手にするかという結果を目にして喜んだり自信を持ったりして
くれるのを私が目にしたり聞いたりして知るという事。
もしかしたら彼らが喜んだり自信を持ったりしてくれるというのは私の思い込みかも
しれない。
でも抱いてくれるのは決してマイナスな感情ではないというのは間違い無いと思っては
います。
そしてそれがまた少し確認できて、私自身の思いも強くさせてもらえた機会が今回の出店
だったのかなと思っています。
京都のなづな学園さんの一枚一枚手書きの原画の「花葉書」を「湘南の凪」さんの
リサイクルウッドのフレームに入れて店内にたくさん飾りましたよ。
個人的にはこのブロッコリーが好き♪
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