社会貢献
「社会貢献の為に○○を買いましょう!」とか「○○で社会貢献!」という類の
キャッチフレーズをどうもスルリと受け入れられないのです。
見る人によっては「マジェルカだって一緒じゃないか。」と言う声があるかもしれませんが、私自身が「社会貢献するのはいいけど、だからっていらないモノはいらない」という気持ちの持ち主だから。
(赤い羽根募金しても赤い羽根いりませんって言ったことあるし。。。)
マジェルカでは
「これ欲し~!しかも社会貢献になるならなおさら欲し~っ!」
っていうのを目指しているつもりです。
あくまで
先に「キャー!これ欲し~っ!」で
後から「えっ障害者の人が!?」です。
ですから“障がい者の作った雑貨のお店”とか“福祉ショップ”という看板やコンセプトを店頭で大々的には掲げてません。
結果として、ほとんどの方がそうとは知らずに入ってきてくださいます。
そしてそういう店だって後から知った上で感動してリピーターさんにもなって下さる。
さて、マジェルカの製品は、売れればその一部は作った方々に「工賃」という形で還元されます。
しかもそれは、よく見る「この売上の◯%はホニャララに寄付されます」っていったものでの一桁台の数%レベルではなく、少なくとも50%以上。
とはいえ、たかがたった一人でやってる豆粒のマジェルカで売れたってその還元なんてたかが知れているので、社会貢献というには大袈裟かもしれません。
(でもね、ウチと取引してから工賃上がったって言って下さる施設さんもあるんですよ。ウレシイ!)
それでもそういう機会が無い人たちに
「こういうモノを作る障害者の人がいる」と知ってもらう事。
もっとシンプルに、彼らの存在を知る。
もっと身近に感じてもらうという事。
そこにも大きな意味があると思っています。
なら何故もっと福祉ショップってアピールしないのか、先に「社会貢献しましょう!」って出さないのかって話ですが、色んな人たちに彼らの事を知ってもらう為には、本当はそのやり方ってのは矛盾してるのではと考えているから。
そもそも社会貢献したい人や福祉ショップに進んで行く人は、既に障害者の存在を知り、彼らに対する理解も比較的深いと思います。
福祉に関わる周辺の人達にはそんな人が圧倒的多数でしょうが、でも一歩外に出て世の中見渡してみればそうじゃない人達の方が圧倒的多数、だと思います。
そんな人達に店に入ってもらい製品を手に取ってもらうには「おっ!福祉じゃん!」
ではなくて「キャ~ッ!カワイ~ッ」とか「あら~素敵」って足を止めてもらえる店や製品でなければならないはず。
だからホントは「障がい者のコトをもっと沢山の人に知ってもらいたい!」って本気で考えるのなら、既に知ってる人達や関心が高い人たちに訴えかけるのではなく、むしろそうじゃない人達に関心を持ってもらわなければならないと思う。
だからウチでは
先に「キャー!これほし~っ」で後から「えっ障害者の人が!?」なのです。
後ろの要素がオマケに着くコトで、それを手にした人がそのモノに対してある種の思い入れを持つことが出来る。
それはその人に(自己)満足感を与える事が出来る。
そこにも他には無いそれら作業所製品が持つ可能性を感じています。
“社会貢献になるよ!いらないと思うけど・・・”よりは
“社会貢献になるよ!しかも意外にいいモノだよ”ですが、
“素敵でしょっ!しかも社会貢献になるよ”の方が沢山の人が興味を持ってくれるはずですし、その興味や関係性も長続きすると考えています。
ギャラリーカドッコさんとのコラボ企画「cocoro no wa」のプレ展示“素材市”が
本日終了しました。
さすが普段様々な作家さんが出入りするカドッコさん、随分色んな方が素材としての
魅力を感じてお求め下さったようです。
他にも通りすがりの方も随分のぞいて買っていって下さったそう。
その皆さんが6月の本展示で作品をお持ち下さるという訳にはいきませんが、そこそこ
集まりそうな予感。
一部素材はこの後もマジェルカでお預かりしていますので、今回の三日間にお越し
頂けなかった方、今回お越し下さったけどもっと欲しくなった方などがいらっしゃ
いましたらご遠慮なくお声掛け下さいまし<(_ _)>
さぁっ!
お次は今週末5/19(土)からの“The trip to TOKYO of poRiff!!!”が始まります!
売り切れ必至!早いモン勝ちだよ!よろしくチューニング!!
(ワークショップはもうお陰様で定員になりました)
最後にスミマセン、恒例となりつつあるお手伝い募集・・・
5/27(日)に西荻のお祭り「ハロー西荻」の中で開催の小学校での「手仕事市」
ってのにマジェルカも参加させて頂きまっす!
1~2名のお手伝い募集!
詳しくはメールか伝書鳩でご連絡ください。