「良い商品をつくるぞ!という意識が生まれた 感動セミナー」
2021年6月22日、WAM助成事業として、マジェルカでは初の「約100名」が参加された大規模セミナーを開催。
テーマは「ウェルフェアトレードについて」でした。
一部では一般社団法人マジェルカ代表理事の藤本から、
二部では特定非営利活動法人サポートひろがり代表の山田氏にご登壇いただき、
二時間にわたる、とても内容の濃いセミナーとなりました。
セミナーの話に入る前に少しだけ私の話をさせてください。
当時、私は一般社団法人マジェルカのスタッフになって、まだ二か月、マジェルカを知ったのもたったの八か月前でした。
障がい福祉の世界と無縁で生きてきた私が何故ここにいるのか???
それは、マジェルカが目指している「ウェルフェアトレードの普及」に深く共感し、同じ景色を見たい!と思ったから、でした。
以前私は、ファッションコンサルタントをしていましたが、ファッション業界が抱える大きな問題の一つ「労働の搾取」に、心を痛め続けていて、自分に出来ることは何か?を模索していた折、マジェルカと出会い「ウェルフェアトレード」が、深く心に響いたのです。
<<業種は違うけど、同じような問題を抱えている>>
そんな風に感じたことをハッキリと覚えています。
また、私は海洋プラスチックをアップサイクルした「アクセサリークリエイター」という顔も持っていて、モノつくりの視点においても、福祉作業所が抱える課題や悩みについて、痛いほど共感できたのです。
セミナー当日、私は、もちろんスタッフとして運営サポートで参加しましたが、つい内容に聞き入ってしまうほど、本当に素晴らしいセミナーだったと思います。
えっ?何が素晴らしいか、って?
それは、課題解決の視点が違った!という事実に気付ける内容だったからです。
本質的な問題に気づけないまま、表面的なやり方だけを変えても、それは単なる「その場しのぎ」にすぎなくて、根本的な問題は何も解決しない。
その辺りを、単刀直入に話された藤本と山田さんのセミナーは、本当に分かりやすくて、聴くだけで、自分の立ち位置が明確になり、問題はどこにある?が浮き彫りになった、と感じています。
実際、参加者の皆様から、こんな感想を沢山いただきました!
「利用者さんの変化に気を取られて視野が狭くなっていた」
「自主製品作りの考え方にありがちな思考・行動だった。これでは進歩はないと感じた」
「売り手として何を大切にしたいのか、もう一度よく考えたい」
「自主製品の価値を正当に評価することの大切さを知った」
「福祉製品だから安くても仕方がないという意識が変わった」
“買ってもらう”から“欲しいから買う”へ
今まで「買ってもらう」が当たり前だった事業所は、お客様をワクワクさせる商品作りに変わっていく必要があり、「欲しいから買う」に変わるためには、セミナー内容を「アウトプット」する事が、非常に重要になってきます。
とうわけで、今後は、実際に自主製品をブラッシュアップしていく二回のワークシップと、完成した新商品をお披露目する「コンテスト」が待っています。
「良い商品をつくるぞ!という意識が生まれました!」という嬉しいお声も頂いた「ウェルフェアトレードセミナー」。
エントリーされた事業所様たちは、この後一体どんな風に進化されていくのでしょうか?今から、とっても楽しみですね。
次回はステップ2ワークシップ開催のレポートをお届けします。
お楽しみに~。
新米スタッフの加藤でした。