オンラインツアー
こんばんは、フジモトです。
先日”オンラインマジェルカツアーwithうらやすガラス幸房”なる企画を実施しました。
最近”オンラインマジェルカツアー”とか”オンラインスタディツアー”とかやってるけど、なんだか違いがよく分からないという声、あると思ってます、そこは感じてます。
一回整理します。
“オンラインスタディツアー”というのは、私たちマジェルカのスタッフが各地の作業所さんを訪問させて頂き、そこの場所やヒトや活動の様子を現地からzoomで配信、お客様は、画面越しではありますが取材者(私フジモトがやってますが)と同じ目線で自宅などからオンラインで作業所訪問を体験できます。
ただ画面で見学するだけでなく、訪問先作業所のスタッフさんやメンバーさんとのコミュニケーションにも参加してもらえる構成にしています。
これまで神奈川県の「スタジオクーカ」さんと埼玉県の「すいーつばたけ」さんで2度開催。(過去2回のアーカイブはこちらからご覧頂けます→★ )
来週は京都の「なづな学園」さんを訪問、その後も福岡の工房maruさんなどを訪ねる予定です。
参加者の皆さんからの反響は私達が思っていた以上に高く、これからも継続的な活動にしていきたいと考えています。
・・・そしてなづな学園さんのスタディツアーの参加申込、現在受付中です。
そしてこの“オンラインスタディツアー”とは別に“オンラインマジェルカツアー”というのは、コロナ禍の影響などもあり、吉祥寺のマジェルカに来て頂けない方に向け、マジェルカの店内や、そこに並ぶ商品をやはりzoomを使ってオンラインで参加してくれた画面の向こうのお客様にご案内するという企画です。
まだ過去3回しか開催してませんが、マジェルカのショップスタッフが店内をじっくりと案内したり、現在開催中のフェアにあわせ、Tシャツを一枚一枚丁寧に紹介をしたり。
そして先日行ったのが冒頭でご案内した”オンラインマジェルカツアーwithうらやすガラス幸房”
オンラインで開催するメリットを活かせば、”スタディツアー”のように現地訪問が出来なくても各地の作業所の現場と繋がってオンライン上で作業の様子を見たり、話を聞かせてもらえると気づき、まずは第一回目として岡山県の「うらやすガラス幸房」さんに相談をして行ってみました。
たくさんの方に参加してもらう為には平日でなく土曜日開催にしたいという申し出に、「うらやすガラス幸房」さん、普段はお休みのところシフト調整したり、ガラス工房にも火を入れて稼働させてくださったりと、積極的に快く協力をして下さったお陰もあっての開催でした。
今までに2回、岡山の工房に訪問している私にとっても画面越しで工房の様子やスタッフさんたちを目にすると、懐かしくも嬉しく、うらやすガラスさんとマジェルカが出会った時のエピソードなども自然と出てきました。
うらやすガラスさんとマジェルカの馴れ初めは、他の作業所さんよりもちょっと特殊でした。
マジェルカ立ち上げの準備をしていた10年前、全国の様々な作業所製品を探す中で見つけた一つではありませんでした。
様々な作業所製品が揃ってきた中、店内の商品構成にガラス製品もどうしても加えたいと考えたのでした。
織物や染め物、陶芸品や木工品など色々と素敵な作業所製品を次から次と見つけて高ぶっていた私は、全くの福祉外から入った人間のくせに(というか、だからだったのでしょうが)とことん探せば大概のモノは福祉作業所で作っているはずだ、見つかるはずだ、と変な自信を抱いていました。
今のようにinstagramなんてなく、うらやすガラスさん(だけでなくほかの作業所さんもそうでしたが)も外部への発信などは殆どしてなかったので、そう簡単には見つからず、それでも相当しつこく時間をかけて探した結果見つかった時は本当に嬉しく、すぐに連絡をして岡山まで訪問させてくれとおしかけたのでした。。。
そんなエピソードに、当時からいらしたSさんが、
『東京から連絡来た時は「どうやってウチを見つけたんだ?」「しかもわざわざ岡山まで来るって言ってるけどどうする?」とみんなでかなりざわついたんですよ』と
でもその後私にとってすごく嬉しい事を言って下さったのです(自分アピールになりますが嬉しいので書きます!)
「見学に来る人はそれまでもたまにいたんですが、大概の方は製品ばかり見て帰られるんですが、フジモトさんは作業している利用者さんたちの様子をすごくじっくり見たり、話しかけたりしていたのがすごく印象に残ってます。」と。
大事にしている部分で共感できるお相手とお付き合いが出来たのはとても嬉しいことだと感じました。
うらやすガラスのスタッフさんたちはほんとに気持ちの良い人達です。
さて、肝心の”オンラインツアー”はどうだったかというと、せっかくガラス拭きの様子を中継して下さる準備をして下さっていたのですが、なんとガラス工房内が、夏場でもあり50度という過酷な環境という事もあり、カメラに影響が出てしまい、画像や音声が途切れがちという結果に。。。
でもある程度は工房の様子やスタッフさん(土曜日なので利用者さんはいませんでした)の様子、そして、上記のトラブルも、結果としてはその過酷な作業環境でのモノづくりだという事を参加して下さった皆さんに知ってもらう為には意味はあったのかな・・・なんて。
“スタディツアー”のように直接訪問はそうそう簡単には出来なくとも、ツールを使ってリアルタイムで現地と繋がれるオンラインツアー企画はこの後も定期的に行っていきたいと思いました。
ぜひ乞うご期待を。
そして、優しい気持ちのうらやすガラスのスタッフさんたちから相談を持ちかけられて開始したキャンペーンを現在開催中!
詳細はコチラから。
作り手に思いを馳せてみて下さい。
(フジモト)